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1日の休養を経て復活した神戸のN女史、富士山も良かったが遠すぎる、近場でどこぞいいところはないか、しかしあんまりハードでも困るというご所望である。人は鉄砲木ノ頭で充分見た。こんどは人っ子一人いないところがいい。しかしなにせ錦秋の土曜日である。さてどこがいいだろうかと頭を絞った。
絞ったあげくに出てきたのは、久方ぶりの斜尾山であった。横尾山は山梨百名山でもあるし知られているが、近くに縦尾山と斜尾山があるのは知られていない。というのも当たり前で、私が命名したからである。縦尾山はちょっと手ごわいが、斜尾山なら楽である。
斜尾山の手前にもうひとつ小山があって、そこならもっと楽ですよ、ではそこでいいとなった。ここは私も初めてで、しかし登ってみたら実に散歩向きのいい山だった。山に分け入ればむろん道などない。木々の葉は半ば散って晩秋の雰囲気だったが、そのおかげで深く積もった落ち葉を踏んで歩く気分は上々である。広葉樹の秋山を満喫した。
さてこの山、「尻尾山」と名付けた。よろしく。
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