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今年の木曜山行納会の山をどうしようかと考えて、久しぶりに源太ヶ城山を訪れることにした。調べてみたら、納会の山として登るのは2005年以来のことで、18年ぶりとなる。同じ山に登るにも、ちょっと工夫をというわけで、今回は海岸寺山と組み合わせることにした。
浅川峠東の1124.6m三角点の点名が「海岸寺」であることから、ここが海岸寺山とされているが、これは点名信仰の一種で、あきらかな間違い。浅川峠の西の山こそが海岸寺の背後にあって、海岸寺山と名付けるのにふさわしい。この海岸寺山も納会登山で登ったことがあり、2009年のことだった。
今回は、いまでは滅多に人が歩くことのない、海岸寺参道石段を下から登って海岸寺に参り、海岸寺山に登って源太ヶ城山へ縦走するという計画である。
半ば落ち葉に埋もれた参道の石段、静謐の海岸寺、海岸寺山から源太ヶ城山への美しい樹林の稜線、もう久しく車の通った形跡のない林道、崩壊したのろし台、枝越しに見える豪華な山々の風景、下山に選んだ尾根道のやわらかさ。
5人が冬の軽い山歩きを満喫したのち、夜の部の隠れ家料理屋には6人が加わった。山も料理屋も貸切で、歓談も気兼ねない。おおいに盛り上がって今年の最後をしめくくった。
今年1年、山に同道してくださった方々に御礼申し上げます。
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