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去年の冬場は茅ヶ岳の裾野の伐採地を探しては展望目的で歩いた。なにせ伐採地の展望は数年の命だから、見つけたら早めに行っておくにこしたことはない。
八ヶ岳高原ラインを通ることはめったにないが、たまに通りかかると、車窓からちらりと見える伐採地が気になっていた。元日がすばらしい好天だったので、初詣帰りに山々を眺めようと、その伐採地に行ってみて、その広大さにびっくりした。伐りも伐ったり、そして出現した風景は、その位置から、例えば清泉寮から、またはまきば公園からと似通ってはいるとはいっても、やはり異なる新鮮さがある。
この光景をみて、軽い山歩きのコースが頭に浮かんだ。地元だから、ごく気軽にも出かけられる。しかし、なにせ展望目的だから、好天でなければ行く意味もない。
新年最初の木曜山行で早くもその好天が訪れた。よし、ではさっそく思いついたルートで歩いてみよう。しかも前日の夜には雪が降ったので、まばゆいばかりの新雪を踏んでの雪山ハイクにもなったのである。
深いところで10センチ程度の新雪を蹴散らし、真正面の富士に向かって下るとは正月にふさわしい。Iさんとふたり、正月三が日の毒抜きをするにはちょうどいい雪山ハイクであった。
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