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さて、この山行には余禄があって、というのも、歩き始めは、わずかな間ビーナスラインを歩く。その側溝に財布が落ちているのを拾ったのである。この道路はまず人が歩くことはないし、側溝の中だから車やバイクから偶然にも見つけられることもないだろう(あとで落とし主に聞いたら、バイクツーリング中に落としてしまったらしく、どこで落としたかもわからなかったらしい。ひと月前のことだとか)。
現金以外に免許証やら名刺などが入っていて、電話をすると連絡がついた。それが茅野の人、しかもちょうど帰りがけに通る道沿いに住む人だったので、立ち寄って届けたのである。
ま、慣例というやつでお礼を包んでくれた。間がいいことに、その家のわずか先を曲がると、行きつけのアイスクリーム屋への道である。というわけで、その謝礼をさっそく使い、アイスクリームで乾杯の大団円となったのだった。なるほど、正直の頭に神宿る。
参加の皆様、お疲れ様でした。
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