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すがぬまさんの「奥三河・神野山」おとみ山の「恵那・笠置山」と催行してきた「エピソードのある山旅」、がむしゃらに登る時期を過ぎた木曜山行の新機軸としては我ながら上出来の企画で、さて今年もと考えているうちに年の瀬が近づいてきてしまった。
そこで、人のエピソードでと考えているよりは、手っ取り早く自分と名古屋とのNさんのエピソードのある猿投山を思いついた。
なにせ、名古屋のNさんと高校時代に初めて一緒に登った山だし、しかもNさんはこの山の麓にある瀬戸窯業高校(現・瀬戸工科高校)の教師として12年勤めたというし、また、この山はやまんばさんがこれまでもっとも多く登った山だというのである。これ以上のエピソードがあろうか。
そして、エピソードのある3人にあと3人を加えた6人が、猿投山そして瀬戸の街へと繰り出したのだった。
いまや、東京でいえば高尾山にあたる賑わいだという猿投山も、さすがに師走で、しかも西側からの、どちらかというとマイナーなルートからでは、ほんの数人の人影しか見なかった。雲の多い寒々しい日で、山々の遠望はなかったが、とおく名古屋駅付近の高層ビル群も眺められて、名古屋の人に人気なのもわかるように思った。
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