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 中村好至恵「山の絵展」ふたつ、とふたつの山    ..山旅     >>引用
      2024/10/18(金) 11:02  No.7161
 
 
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中村好至恵さんの展覧会に便乗して、秋の木曜山行を計画したのが8月の初めで、2カ月くらいはあっという間に過ぎて、すぐにその日がやってきたのである。地元組に加えて、名古屋、東京、横浜の方々と、ところどころで合流し、総勢9人で安曇野入りした。

木曜山行であるからには、たとえわずかでも山歩きをからめなければならないと地図を眺め、初日は安曇野山岳美術館にほど近い古城山を選んだ。

昼には雨だという予報だったのが心配だったが、結局、山歩き中はおろか、終日降られなかったのは幸いだった。ところが、軽い山歩きにと選んだ山が低かっただけに、とてもこの時季とは思えない暑さには参った。

登る途中に、相当な規模だったという安楽寺が建っていた石垣が残っていたり、頂上直下に人工的な地形があったり、想像を巡らしながら登ると楽しい。大汗をかいてたどり着いた頂上は小広くて、かつて岩原城があったという。当然のことながら、下界を睥睨する位置に建てられたのだろうから、木を伐ったなら、相当な展望の山となるだろう。現在は枝越しに垣間見るくらいの展望しかない。

登ったのは、かつての登城路だったのだろう、まずまず整備された道で、下りは違うルートで変化をつけるつもりだったが、雨の心配があったので安全第一と往路を下った。

車に乗れば、ものの10分で安曇野山岳美術館である。駐車場には4.5台の車が停まっていて、なかなかの盛況である。中に入ると、あれあれ、知った顔が何人もいて、やあやあと久闊を叙したのであった。

観覧後には絵本屋こごみに寄り道し、一路小川村へ。本来は豊科のホテルに泊まるつもりが、先般泊まってとてもよかった小川村の星と緑のロマン館を、その日にまた予約したのである。

暗くなる直前に到着した宿では、3階の和室5室が我々の貸切りとなっていた。12畳以上もある部屋にふたりづつなのだから贅沢である。暑かっただけに、ご馳走とともにいただいたビールが実にうまかった。1000m近いところに建っているというのに、部屋に戻った私は、暑さのあまりエアコンを入れてパンツ一丁になる始末だった。こちらはバッタンキューだが、余力を残した皆さんは、夜は天文台でのプラネタリウムSHOWを楽しんだらしい。


 Re:中村好至恵「山の絵展」ふたつとふたつの山    ..山旅     >>
        2024/10/18(金) 11:09  No.7162
 
 
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翌日の予報は良かったので、小川村の、それも、もっとも高い場所に建つ宿に泊まった甲斐のある展望を期待した。

明るくなったので窓から外を見ると、まだ大半は雲に埋もれていたものの、その隙間に北アルプスの峰々が見えていた。

これはチャンスかもしれないと、宿の裏手の、天文台のある高台に登ってみると、今しも山岳展望SHOWの始まりだったのである。これはすごいとシャッターを切りまくったが、カメラの露出が故障らしくて、半分は白飛びしてしまった。なんとか物になったのが添付の写真である。鹿島槍の耳の間がぐっと狭まって、まさしくネコの耳である。このあと、昼間にかけては雲が多くなってしまったが、このネコの耳だけは雲の上にずっと出ていたのである。

さて、2日目に登るつもりでいたのは、宿の目の前にある飯綱山で、だから、この宿に泊まれたのはとても都合が良かったのである。飯綱山に登ると聞いて、長野市の有名な飯綱山だと思って覚悟している人がいたが、とてもとてもそんな余裕はない。同じ飯綱山でも、こちらは実に可愛らしい小山である。

宿から往復するだけでは工夫がないと、ちょっと下ったところの里道から、だんだんと山に入っていくルートを考えた。ところが、最後の家を見て、鎮守らしい立派な神社(味大豆 十二神社)を横目に山の中の車道を登っていくと、後ろから登ってきたダンプカーの運転手に、この先で道路工事をしていて、人が歩くこともできないと言われ、引き返す羽目になった。

結局、宿に戻って、頂上の神社への参道を登ることになった。これが実に急な舗装路で、相変わらず気温が高いこともあって、短いながらもけっこう絞られた。頂上の稲丘神社は立派な社殿で、地元の信仰がうかがわれた。

まだ昼前だったので、山から下って、天文台の前で眺めを楽しみながら昼食とし、中村さんの展覧会の会場、ふるさとランド小川へと向かった。

観覧後に喫茶していると、あとから到着した数人が、中村さんの小学校からの同級生だった。その中のひとりが、我々の横浜からの同行者と知り合いだったので、それがわかったのである。向こうも、ロッジ山旅と書かれた車が停まっていたので、ハハァーンと思ったらしい。

遠方の人が多いので、小川村の物産館に立ち寄ったのを最後に、一直線に帰った。東京横浜組と別れる小淵沢駅には、あずさの出るわずか5分前に着いて、うまく乗れるかと危ぶまれたが、無事乗ったという報告をもらった。めでたし、めでたし。


 Re:中村好至恵「山の絵展」ふたつとふたつの山    ..やまんば     >>
        2024/10/19(土) 16:46  No.7163
 
 
二日間,まずまずのお天気に恵まれて過ごせたのは幸いでした。長沢さん、健脚揃いの方々を抑えて導いて下さって感謝しています。一段とノロくなりましたが、これからもお見捨てなきようお願いいたします。
小川村は良い所でした。山村風景が素晴らしい。また、再訪したい地となりました。
絵画展で山岳風景を堪能し、鹿島槍の双子嶺を飽きることなく眺めました。最早,高い山や険しい山々を歩くことは叶いませんが、好至恵さんの絵画に描かれた山々を殆ど歩いたことがある思い出は心の宝物です。これからも沢山描いて,楽しませて下さいね。
同行して下さった皆さま、ありがとうございました。


 Re:中村好至恵「山の絵展」ふたつとふたつの山    ..山旅     >>
        2024/10/19(土) 19:01  No.7164
 
 
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お疲れ様でした。

どこへ行っても、絵を観ても、そこに曾遊の山々があるなんてうらやましいことです。

私なんぞは、ごく狭い範囲の、それも小さな山ばかり這い歩いていたため、小川村から見える山々のほぼすべてが登ったことのない山で、朝方、丘に登って雲間から現れた白馬三山を見ても、今ひとつ感激が薄いのでありました。無念。


 Re:中村好至恵「山の絵展」ふたつとふたつの山    ..江戸川区のS     >>
        2024/10/25(金) 11:41  No.7171
 
 
とても楽しい旅でした。
ありがとうございました。
小川村は、以前に星鑑賞のできる宿を探していた折ヒットしたけれど多分アクセスで外した所でした!
朝起きて窓からの気色は、日本ではないみたいでした。
広角上がりっ放しの旅でした。
テンションが上がり過ぎていたかもしれません。

山旅号での移動で楽ちん、長沢さんガイドの山行で安心、絵画鑑賞、と至れり尽くせりの何て贅沢な旅!でした。

ところで、鉄人M様の公共交通機関で訪れたご様子には、とても力付けられました!

みなさま、素晴らしいひとときをどうもありがとうございました。


 Re:中村好至恵「山の絵展」ふたつとふたつの山    ..山旅     >>
        2024/10/25(金) 21:04  No.7172
 
 
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ご参加ありがとうございました。FM放送のほうにもメールをくださったそうですね。つたない番組を聴いてくださり恐縮です。

Sさんのように、ガンガン歩きたいという人には、最近の木曜山行は物足りないかもしれませんが、のんびり歩きたいといった気分のときに、ご参加くだされば幸いです。

またご一緒しましょう。


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