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東京のソメイヨシノは3月30日(土)に開花し、4日(木)には満開を迎えた。目黒川のサクラも満開になり、大勢の人で賑わっている。混雑したところは苦手なので花見はお隣の億ションの公開空地に咲いた樹形のいいソメイヨシノを愛でている。 ソメイヨシノが終わったころには隣に植えられているウコンザクラ(八重で緑色)が咲くので一石二鳥の花見が出来る。
このソメイヨシノはエドヒガンとオオシマザクラを掛け合わせたもので、特徴としては同じクローンから生まれたサクラが「接ぎ木」で育成される。他のサクラは大体が花が終わったあと、種が落ち芽が出て木に成長していくのだが、ソメイは接ぎ木のため、樹齢も50年から60年で短命とも言われている。エドヒガンの特徴は葉が出る前に花が咲く性質を持ち、一方オオシマザクラ(葉は桜餅に使われる)の花が大きい性質の両方のイイとこどりの特徴を持っている。
私が好きなサクラはヤマザクラ(赤茶色した葉が先に出る)かオオシマザクラ(緑色した葉が先に出る)の方が気にいっている。―世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからましー在原業平―(桜がなければ心はもっとおだやかだっただろう)【20240407(月)】
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