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都市公園の計画・設計を生業にして40年間の中でも印象に残る仕事でもあった。 特に正面入り口の滝(高さ4m×幅20m)は、そのむかし横浜市旭区の住宅団地にも同じような人口の滝を設計したのだが、同じような滝を二度も設計出来たのはとてもラッキーだった。
「水辺の自然」はむかし東京周辺のどこでも見られた池や川(長さ200m、高低差6m)が再現され、水草の中を泳ぐ魚(アユ、オイカワ、ウグイ、タナゴ、ハヤ、ドジョウなど)が早瀬や淵でも良く見られ人気があった。雑誌BE-PALにも取り上げられたりもした。 幅30cm〜3mの人工の川に流す水の量や深さを調整しながらの設計には随分苦労したことを思い出す。
8月には中学1年になる孫(3歳から毎夏、冒険旅行と称して羽黒山や高尾さん、そして月山縦走の旅をしていた)を連れて行こうと考えていたのだが、川の生物や水生植物はすでに他の場所に引っ越ししてしまったようで、もう見ることは出来なくなった。 2011年の東日本大震災の数年後、友人と一緒に見学に行ったのだが、管理担当者は震災の影響も殆どなかったとやや自慢げに話してくれたうえ、入場無料にして貰ったのはちょっと嬉しかった。要塞のような新水族館が出来る頃には果たして生きているのだろうか。(笑)【20240629(土)】
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