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読書日記―18(2) >>
クマジィ 2024/07/15(月) 03:02
.gif / 2.3KB 中東問題は宗教、民族、領土問題などが複層的に絡み合い、その上ハマス、アルカイダ、ヒズボラ、イスラム国など聞いたことのあるテロ集団も入ってくると、何が何だか全然分からなくなる。
ユダヤ教から始まり、キリスト教、そしてイスラム教と一神教間の紛争も絡んでくると、何が、誰が、どの国を信じていいのか問題の奥行きは根深い。

現在は中東ビジネスコンサルタントで外交官時代に、天皇陛下、総理大臣、外務大臣の政府公式アラビア語通訳官を務め、著書の解説をした中川浩一氏は「イスラエル・パレスチナは、本書のタイトル通り“人類史上最もやっかいな問題”であると言い、この問題の根源が、著書で詳述されているとおり、驚くほど長い世界史をたどる必要がある上に、それが現在にいたるまで未解決である。」と語っている。
しかし1993年のオスロ合意に署名したイスラエルのラビン首相、パレスチナのアラファトPLO議長にノーベル賞が授与された。だが1年後ラビン首相は暗殺され、平和への歴史は変わってしまった。このオスロ合意はクリントン政権時代、キャンプデービッドで2週間かけて議論されたことは覚えている。

日本の宗教は仏教だが、一神教と違ってすべての生き物に精霊が宿ると言われている。
大木や巨岩、朝焼けや夕焼けなど自然(現象)に対する畏敬の念を持った多神教でもあることを考えれば、宗教・民族・領土問題などで争うということは殆どない。(島国に住んでいるということもある)アイヌや琉球など問題もあったが、それでも長い時間をかけて議論し、力ずくで収めるようなことはしていなかったと思う(間違った部分があればご教授願いたい) 久しぶりに頭をフル回転して読書をしたので少し疲れたが、読後感のあるいい刺激を貰った。再読したい。【20240715(月)】



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