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昨日は長い夏休みも終わり、2週間ぶりに仕事に復帰した。 午前10時過ぎから空は俄かに曇りだし、あっという間に雷と共にゲリラ豪雨が襲って来た。腰に巻いていた雨合羽を取り出したが間に合わず、少し濡れてしまった。いや〜凄かった。目の前が雨で霞んで良く見えない。 即、建物に入り雨が止むのを待っていたが一向に止む気配がない。初めての体験だった。
●藤沢 周平著:「ふるさとへ廻る六部は」 新潮文庫
【「ふるさとへ廻る六部(巡礼)は気の弱り」これは、山形出身の著者が初めて青森、秋田、岩手へ旅したときの気持を、やや自嘲的に表現した古川柳。だが、言葉とはうらはらに、この旅は東北人である自分の根を再確認する旅だった。――庄内地方への郷愁、変貌する故郷への喪失感、時代小説へのこだわりと自負、創作の秘密、そして身辺・自伝随想等を収めた文庫オリジナル・エッセイ集。―本の紹介よりー】
大好きな作家の一人で、今年の12月で没後27年となる。早いものだ。 この人ほど、ふる里が好きな作家は他にいるだろうか。 著者が生まれたのは山形県の北西部に位置し西は日本海、内陸部は月山や鳥海山に囲まれ、米どころの庄内平野が広がっている。 私の実家からは電車で30〜40分ぐらいだろうか。著書の本を読むようになってからは数えきれないぐらい、訪れるようになった。久しぶりに本棚から取り出して再読したのだが、この歳になって故郷を意識するようになったのは何故なのだろうか。【20240823(金)】
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