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読書日記―23 >>
クマジィ 2024/09/11(水) 02:58
.gif / 2.3KB 暑い日が続いているが、昨年も猛暑日に迫る暑さは続いていた。
昨年と違うのは今年の夏の気温が1℃ほど高いような気がするというか、私のダイアリーにははっきりと高い数字が示されている。
先日の台風10号の際にクーラーを止めて寝たが、再びクーラーを点けて寝ている。

●黒川 博行著:「桃源」 集英社文庫

【「な、勤ちゃん、刑事稼業は上司より相棒や」
大阪府警泉尾署刑事課捜査二係の新垣遼太郎×上坂勤が、南西諸島を舞台とするトレジャーハント事件に挑む!新たな正統派警察捜査小説シリーズ、ここに誕生。
大阪府警泉尾署の刑事、新垣と上坂。仲間の金六百万円を持ち逃げした比嘉を追って沖縄に飛んだ二人が辿り着いたのは、近海に沈む中国船から美術品を引き上げるという大掛かりなトレジャーハントへの出資ビジネスだった───。遺骨収集、景徳鎮、クルーザーチャーター。様々な情報と思惑が錯綜するなか、真実はどこに向かうのか。新結成の凸凹コンビが事件の謎に迫る。新シリーズ開幕―本の紹介より―!】

久々の黒川警察作品、著者の作品は何と言ってもテンポの良さと、それでいて主人公と相棒の読者を飽きさせない軽妙洒脱なやり取りがそこかしこに散りばめられており、好きな作家の一人である。文庫本で600ページに迫る大書だが、私にとってあまりの面白さに時の経つのを忘れさせてくれる。以前にも書いたが現代小説(時代ものが多いと感じている)ながら直木賞を獲ってくれたらいいのになと思っていたら「破門」で第151回(2016年)直木賞を受賞した。

著者の作品のタイトルは二文字作品(破門、悪果、国境、暗礁、繚乱、落英など)が多いのはなぜか気になり調べてみたが判らなかった。黒川作品を読み終えもっともっと読んで見たいと感じた。【20240911(水)】



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