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読書日記―24 >>
クマジィ 2024/09/20(金) 03:23
.gif / 2.3KB 今日は仕事が休みなので、早朝ウオーキングも休養日に充てて5時40分から始まるMLBドジャースのオオタニ選手を応援観戦したいと考えている。(笑) 昨日本塁打は出なかったものの盗塁1を記録し、50へ王手をかけた。さあ、夢の50本塁打はいつ生まれるのだろうか。期待したい。

●西條 奈加著:「涅槃の雪」 光文社

【町与力の高安門佑は、新任の北町奉行・遠山景元の片腕として市井の取締りに励む毎日だ。その最中、元遊女のお卯乃を屋敷に引き取る。お卯乃との生活に安らぎを覚える門佑だったが、老中・水野忠邦が推進する天保の改革は、江戸を蝕み始めていた。改革に反対する遠山らと水野の鬩ぎ合いが苛烈を増す中、門佑は己の正義を貫こうとするが・・・―本の紹介よりー】

女性作家の小説は久しぶりである。
現代ものでは山崎豊子作品は結構読んだが、時代小説では諸田玲子著の「奸婦にあらず」以来だろうか。作品は「天保の改革」第11代将軍徳川家慶の時代、改革を推し進めた水野忠邦の「改革はあまりに過激で庶民の怨みを買ったとされ」失脚、余談になるが水野はその後私のふる里山形出羽藩に転封されてしまう。

著者は2016年に「涅槃の雪」で中山義秀賞を受賞、これは時代・歴史小説専門の賞でこの分野での将来を嘱望される。そして2021年『心淋し川』で第164回直木三十五賞を受賞した。最後のどんでん返しがたまらなく良かった。これから少しずつ西條作品を読んで見たい。【20240920(金)】



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