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“山笑う”とはこの時期、地方に行くと良く使う言葉だが、都心では“街笑う”と言っても差し支えないほど花木や草木の花や新葉に溢れ、街中が若葉の笑顔で溢れかえっている。都会もなかなか捨てたものじゃない。 若葉が芽吹くこの時期、春・夏スキーに山形県月山スキー場には良く行っていたのだが、途中から見える月山の風景はブナの葉が銀色に染まり、まさに“山笑う”景観が圧倒的な迫力で眼前に迫って来る。
本日(22日)で恵比寿ドクダミ荘に引っ越してちょうど40年を迎えた。 18歳の春に上京し、社員寮があった三鷹市野崎(三鷹天文台の近く)は緑豊かな土地だった。その後、2ヵ所あった寮が併合され調布市仙川に新しく出来た寮に引っ越す。ここも桐朋学園音大裏で緑が豊富だった。その後3年近く大阪支社転勤、本社に戻り東長崎から中野区上高田と移り住み、代官山に引っ越し10年ほど住んだのちに恵比寿に落ち着く。
もともと東京(江戸)は武家屋敷が多かった影響で緑も多いのだが、代官山エリアも緑に囲まれた地域で、現在ドクダミ荘のある南一丁目は向丘(むこうがおか)という地名で、渋谷区内でも標高が高く、むかし鷹狩りの場所だった目黒区方面を見渡せる場所でもあって、周辺は緑に囲まれ水辺もあり自然景観には恵まれている。 サクラが終わりハナミズキ、ヤマボウシ、ミズキ、ツツジ、コデマリ、オオデマリ、ユキヤナギ、ヤマブキなどの花やケヤキ、クスノキなどの新葉にも覆われ、まさに“街笑う”恵比寿でとても気に入っている。【2024022(月)】
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