| TOP | ホーム | ページ一覧 |
No.4444 への▼返信フォームです。
夏休みの思い出（3）・・・ >> クマジィ 2024/08/12(月) 05:39 ここでアユ釣についてちょっと触れてみようと思う。
カジカ獲りの合間に父に鮎釣りを教えて貰った。アユ釣りにはルールがあって基本的には「友釣り」が原則になるのだが、友釣りをする前に囮となる元気なアユ（以下：種アユ）が必要となり、その種アユを獲るために、最初はガラ掛け（転がしともいう）をして元気な種アユを獲らなければならない。
この種アユを獲ってから本来の友釣りがスタートするのだが、この囮用の元気な種アユを獲るのには時間がかかる。
旧国鉄（現JR）では年に2回から3回のアユ釣り大会が催されていて、本来ならルール違反になるのだが、その度に前もって父に囮となる種アユを獲って貰おうと事前に連絡があり、種アユを獲っていた。
獲った種アユを直径60cmぐらいのブリキの缶（ネット付き/今は殆ど見かけなくなった）に入れ、自宅近くの湧水に確保していて、翌朝、私がそのブリキ缶を持って駅の端っこで待ち受け渡したりした。
種アユ代は後日、知り合いを通して貰い、父の酒代に変わるのであった。
暇なとき父はいろりの前で、釣針にリールを巻き付ける姿は今でも鮮明に頭に残っている。手先が器用な父でもあった。【20240812（月）】
