|
夕べから今朝にかけて11月の満月ビーバームーンが見られるチャンスだったが、ウオーキングを積極的休養に充てたため観測することは出来なかった。ベランダに出て空を仰いでみたが雲がかかっていて、ウオーキングに出かけたとして果たして見られたかどうか・・・なんてここでもウオーキングに出かけない言い訳めいたことを考えている。(笑)
●重松 清著:「旧友再会」 講談社文庫
【難問だらけの家庭と仕事に、葛藤、奮闘、四苦八苦しているうちに、気がつけば「老い」のとば口に差しかかった男たち。その戸惑いと寂しさを分かち合えるのが旧友なのか、旧友だからこそ、すれ違ってしまうのか…。「もう若くはないんだから」が口癖になった人と、なりつつある人にエールを贈る5篇を収録。―本の紹介よりー】
私には、「中学・高校、スキー&トライアスロン、NPO」と旧友と言ってもいい多くの友人がいる。(いた) 著書は小学生から高校生の子供の成長を見守りながら、一見充実しているように見える中年(50代)に差し掛かり、年老いた両親、家庭、仕事を抱えながらこれからの将来を見据えるとその中にはいろんな悩みが潜んでいる。そんなとき旧友と再会するのだが・・・
最も充実した中年(40〜50代)時代、私は殆ど何も考えず、ひたすらスキー&トライアスロンなどの遊びに夢中になっていた。(笑) それでも著書を読んでいてなるほどと思わせるシーンが数多く出てきて、涙ぐんだりほっこりした気分にさせられて、とてもいい気分になっていた。重松作品のこうした人生(人)の細やかな心の襞(ひだ)にうまく入り込んで読者を魅了する。私にとって読後感のいい作品だった。【20241117(日)】
|
|