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シルバーを通じて勤務先の大学で知り合いになった詩人佐々木安美さんと1年半ぶりに恵比寿ガーデンプレイスで会いともにランチを楽しんだ。 最上川舟運で栄えた山形県大石田町出身ということもあって、勤務した当初から何くれと声をかけてくれた。植物も好きなところも似ていて、見てくれの悪い空き地にせっせと植物を移植してはそれなりの景観をつくって来たシルバー仲間でもあった。
職場でのちょっとした事情があって5年勤務した大学の臨時職員を辞めて現在は自宅のある笹塚(渋谷区内)で悠々自適の生活を送りながら、詩集本の制作や創作活動に余念がない。そして何よりも好きなヘラブナ釣りも月3度は出かけるという。 詩人としては詩壇界の芥川賞と言われるH氏賞や丸山豊賞の受賞歴をお持ちの方なのだが、そんな姿は微塵も見せず、多少自虐的に自分をさらけ出すというそんな性格を持っているところが私のお気に入りのところで、仕事中にもよく会話を楽しんだものだった。
会う1週間前、2冊の詩集と1冊の絵が送られてきた。 詩集の1冊は「生き事19号2024」ともう1冊は「すぷん/鏡順子と佐々木安美6号」、じっくり読ませて貰ったのだが特に「すぷん」が私には心地よく、二人の詩を論評した3名の方のお二人が表した詩を難しくも解りやすく解説してくれたのが素晴らしかった。佐々木さんに「詩作者は哲学者だね」と言ったら「そういう見方、よくされるよ」と言ってくれたのが嬉しかった。 また会いましょうと言って自転車にまたがり颯爽と帰って行った。御年72歳まだまだ元気!こちらも負けちゃいられない。(笑)【20241129(土)】
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