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地方のモミジは見ごろを過ぎたが、勤務する大学に植えられているモミジは今がピークを迎えている。 ケヤキ、フウ、イチョウの落ち葉はやっと残り少しとなり、作業の方もずいぶん楽になったが、モミジの落ち葉はこれからになる。葉が小さく軽い分、ちょっとの風で集めた葉が飛んでいき始末するのに四苦八苦している。
このモミジだが、神社や寺のなどに多く植えられ、ヤマザクラやシダレザクラとともに鑑賞するにはもってこいの花木でもある。 似た花木でカエデという木があるがカエデは「葉の形が蛙の手に似ていること(蛙手→カエデ)から、そう呼ばれるようになったともいわれ、葉を比べてみるとその違いが良くわかる。 我々の業界(造園界)では、下記の二つに区別されている。 ・ モミジ:葉が小さめで切れ込みが深く、紅葉が美しいもの ・ カエデ:葉が大きめで切れ込みが浅く、紅葉が目立たないもの まあ簡単に説明すればこのようになるのだが、ここではこのくらいの説明にとどめておくことにしよう。
今日は土曜日、仕事で大学に行くのだが、土曜日は学生が少ないので仕事がやりやすいが最後の落ち葉の始末に追われることになるだろう。これからは葉も落ち作業は楽になるが、サクラやドウダンツツジ、ツワブキなどの移植でまた忙しくなる。でも実に楽しいシルバー仕事でもある。【20241214(土)】
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