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No.196 への
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です。
▼ コロまゆさんへ
引用
あんこう椿 ..2008/12/27(土) 19:00 No.196
こんばんは。
昨日、今日と、寒波のせいでものすごく冷え込みますね。
年末のお忙しい中、ご挨拶の書き込みありがとうございました。
今年もいつものようにご主人のご実家にお出掛けになるのかしら??
このレスが間に合うと良いのですけど。
天河外伝の話。
>女性遍歴はいらないですよね。
>とってつけたようにヒロインを仕立ててカイルと絡ませなくても、
カッシュやその他の従者たちとのエピソードや、ナキアとの攻防
を書いてくれればいいのにな〜。
本当にそのとおり。
ご自分の作品の良さをご自分で理解していないのかしら??
というより、もうご自分の作品を忘れている??とか・・・
編集者から頼まれた「やっつけ仕事」だからなのかも知れませんが、
あまり考えず、ストーリーも練らず、ささっと書いた浅い作品という
感じがしますね。
それでも、前作のようにカイルの不誠実さが浮き彫りにされていなかった
ので、出来は良かったと思っているのです。
テッサに対する気持ちも興味本位の域を出てないし。
(それでも、イヤですけどね。
テッサの性格ががユーリと重なる部分が大きかったので)
前作では、作者はカイルの不誠実さを書こうとした訳ではないのですが、
作者において、誠実と不誠実の区別が付かないので、作品の中では、結果として
カイルのすべての言動に不誠実さが際立ってしまったのではないかと・・・
本編で、あの高潔なカイル皇子を描いた方が、一体どうしちゃったんでしょう??
でも、「暁に立つライオン」などを読んだ時も、同じように思いましたっけ。
誰かのお話に「篠原先生はキャラクターを人形のように動かして作品を作る主義らしい」
というのを聞いた記憶があるのですが、確かにあの作品群を読むとそうかもね、
なんて思います。
作品が職人芸なんですね。
注文に応じてそれっぽい作品をそれなりに書く程度の技量はあるのだが、
要するに「魂がこもっていない」訳です。
いっそのこと、こういう作品群は小説スタイルより漫画の方が、やはり
アラが目立たないように思うんですけど(絵の美しさの方に目が奪われるから)
>皇妃探しに沢山のご令嬢のもとに通ったけど見つけられなかった
程度でいいです。
そうそう、本当にそのとおり。
名前が付けられていたり、会話が出てきたり、キスシーンが出てきたりしちゃうとね〜
ちょっと具体的過ぎるんですよね。
>偶然出会った女性にその資質があるかもパターンだと、ユーリの
出来損ないのようなヒロインばかりになって、
作品の面白みが減少しそうです。
ははは、まさしくおっしゃる通り!
テッサはユーリの出来損ない、みたいな感じでしたね。
>ユーリだって初めから完璧だったわけではなく、
>出来損ないのヒロインだってユーリのような環境にいたら可能性はあるかも
>乳母みたいな人とか、カッシュに思いを寄せる侍女とかで十分ではなかったかしら?
まさに、こういうことって、原作を尊重してパロディを書くときに一番に考えたり、
配慮する点ですよね。そういえば、私も文章作法で「カイルの昔の悪行は書かない」
とか書きましたけど、でも、原作者があんまりそのことを考えてないようでは、
なんかガックリだわ〜(笑)
>それと、カイルに思いがあるとしても、自分の身体を代償に
して救いを求めるヒロインはやっぱり魅力に欠けますね。
そうそう、侍女が絶体絶命のときも「カイル以外はイヤ」といって、
自分の身の安全しか考えていないし、勇気もない・・・
いえ、実際にはそういう女性の方が圧倒的多数だとは思うんですよ。
普段、仲良くしていてもピンチになれば裏切る人の方が普通です。
(でも、そういう場合でも、自分では裏切ったとは思わないのよね。
仕方がなかったのよとかなんとか言って、総括してしまう)
だからこそ、そういうご都合主義の総括をしない、まっすぐに自分の
弱さ、愚かさを見つめるヒロインに魅力がある訳です。
それで、そういうヒロインが描けるかどうかというのは、要するに
作者が自分の弱さとか愚かさを直視できるかどうかという資質を
有しているかいないかに関係してくるのではないかと・・・
本編を読んだときは、そういう資質を持った漫画家だと思ったんですけどねぇ〜
単なる偶然の産物だったのかしら??(脱力)
でも、これ以上、カイルの女がらみの話が出てこないのであれば、
ルサファとかミッタンナムワとの出会い譚は読んでみたいですね。
*****
さてさて、年賀状はもう書き終わりましたか?
私はさきほどやっと終わったところです。
それでも27日なのは、結構優秀な方・・・(去年は30日だった)
サイトはいつまで続くか自分でもわかりませんが、まあ、可能な限りは
ほそぼそとでも続けて行こうと思っています。
篠原先生にも、本気の作品を書いて欲しいし・・・
日記も読者がいれば張り合いがあって続くし・・・
コロまゆさんファミリーにとって、来年も素晴らしくハッピーな年でありますように
お祈りしています。どうぞ、よいお年を・・・
▼ もうちょっとだけ
引用
コロまゆ ..2008/12/27(土) 22:45 No.197
こんばんは。
帰省が主人の仕事の都合で30日になったのでちょこっとだけ
お邪魔します。
あんこう椿さんレスはお気になさらないで下さいね。
>ご自分の作品の良さをご自分で理解していないのかしら??
本当にそうですよね。
天河でユーリの純潔にあれ程拘った作者が、どうして外伝では
女性の身体を道具のように扱うのでしょう?
当時のヒッタイトで何持たない女性が差し出せるものが身体だけ
だとしても、ヒロインに適応するのはよろしくないですよ。
またカイルがシーラのように扱うのもだめですよね。
そして私が一番ひかかったのは、カッシュを処刑から救うために
オルグに身体を求められ、あれだけ嫌悪したテッサが、
その日の夜に自分を自由にしていいから自分たちを助けて
欲しいとカイルに身体を差し出すのはあまりにちょっと・・・
相手がいくらカイルとはいえヒロインとしてお粗末過ぎませんか?
「オルグは私を欲しいといったし、わたしには他にできるお礼はないから・・・」
これって好きな相手に対してに酷い考えなのでは。
テッサは行為を寄せている相手と嫌悪している相手を同等の価値観
(女性に対して)の持ち主にしてしまっているのです。
>そういうご都合主義の総括をしない、まっすぐに自分の
>弱さ、愚かさを見つめるヒロインに魅力がある訳です。
侍女を犠牲にするシーンもすべてひっくるめて、あんこう椿
さんがおっしゃるようなヒロインは外伝には登場しにくい
と思われるので、男性メインの友情や信頼、忠誠心などの話を
期待しておきます。
▼ 私を自由にしていいから
引用
あんこう椿 ..2008/12/28(日) 21:23 No.199
コロまゆさん、こんばんは。
帰省は30日ですか。嫁は気を使いますね(笑)
とはいっても、コロまゆさんはものすご〜く可愛がられている
お嫁さんだと思いますが。
またまた、天河外伝の話。
「私を自由にしていいから・・・」の部分ですよね。
カッシュの腕が落とされるところをカイルに助けられて、
馬車を用意するからこの土地から逃げるように勧められたのに、
「この村の人達全員が幸福に暮らして欲しいから」と言って
それを断り、そのかわりに代官をどうにかして欲しい、
引き換えに「私を自由にしていいから・・・」みたいな
文脈でしたね。
おっしゃるとおり、お粗末〜
でも、2級(B級)のヒロインなのでこうなのかもね(笑)
>これって好きな相手に対してに酷い考えなのでは。
>テッサは行為を寄せている相手と嫌悪している相手を同等の価値観
(女性に対して)の持ち主にしてしまっているのです。
そうですよね。
純粋な正義感からではなく、なにか報酬がなければ手助けはしない、
みたいな人間だとカイルを思っているってことですよね。
それで、それは、自分がそういう人間だから、そう思う訳です。
極端に育ちのいい人って、何の反対給付がなくても、他人が自分の
ために尽くしてくれることもあると信じているようなところがあって、
「ありがとう」と感謝はするが、「何か、すぐにお礼をしなければ!」
なんてあくせく思ったりはしない感じがしません?
例えば、テリピヌ殿下なんか、そんなイメージです(テリピヌLOVEなので)
ついでに言えば、お礼=女体というのはやっぱり貧困層の発想かも。
(いや別に貧困層が悪いと思っている訳ではないのですが、
やっぱりお金に困っている人達は世知辛いからねぇ〜)
例えば、皇太子の妹の黒田清子さんなんか、独身時代、もし仮に大ピンチに
遭遇して、それを見知らぬ若い男に助けられたとしても、
「ありがとうございます。なんとお礼を申し上げてよいか・・・
きっと私の両親も、事情を知れば、あなたに直接お会いしてお礼を申し上げたい
と申すと思います。ぜひ、今度の土曜日、私の家までお越しください。
私の運転手がお宅まで車でお迎えに参ります。」
とかなんとか言って身分は明かさず、当日行ってみれば内親王だった、
両親は天皇陛下夫妻・・・みたいな展開になるのではないかと・・・
天河の世界でも、例えばギュゼル姫は、こんな感じがします。
それと「私を自由にしていいから・・・」というのは、カイルに助けて貰うための
代償という意味合いの他に実は「カイルが好きだから抱いて欲しい」という
テッサの健やかな性欲というか欲望のような気もしますね。
というより、もしかしたらこっちの方が強いかも???(笑)
助ける報酬というのにかこつけて、実はもっと親密になりたい、
こんな素敵な男性に抱かれてみたい、みたいな感じ・・・
心理描写からしても、カイルの「ご縁があれば続きを・・・」の「続き」を
やたら期待しているみたいな印象が強かったのですが・・・
だから、なんとなく侍女の命より「続きを期待」の方が重要なのね、
なんていう感じがして、あまり魅力を感じられなかったのでした。
*****
それにしても、コロまゆさんも同じような感想をお持ちと聞いて、
なんとなくホッとしました。
私の感性だけが特殊っていう訳じゃないのね、っていう感じで(笑)
久々に外伝の感想がお話できて、とても楽しかったです。
どうもありがとう。
No.196 への引用返信フォームです。
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> こんばんは。 > 昨日、今日と、寒波のせいでものすごく冷え込みますね。 > 年末のお忙しい中、ご挨拶の書き込みありがとうございました。 > 今年もいつものようにご主人のご実家にお出掛けになるのかしら?? > このレスが間に合うと良いのですけど。 > > 天河外伝の話。 > >女性遍歴はいらないですよね。 > >とってつけたようにヒロインを仕立ててカイルと絡ませなくても、 > カッシュやその他の従者たちとのエピソードや、ナキアとの攻防 > を書いてくれればいいのにな〜。 > > 本当にそのとおり。 > ご自分の作品の良さをご自分で理解していないのかしら?? > というより、もうご自分の作品を忘れている??とか・・・ > 編集者から頼まれた「やっつけ仕事」だからなのかも知れませんが、 > あまり考えず、ストーリーも練らず、ささっと書いた浅い作品という > 感じがしますね。 > > それでも、前作のようにカイルの不誠実さが浮き彫りにされていなかった > ので、出来は良かったと思っているのです。 > テッサに対する気持ちも興味本位の域を出てないし。 > (それでも、イヤですけどね。 > テッサの性格ががユーリと重なる部分が大きかったので) > > 前作では、作者はカイルの不誠実さを書こうとした訳ではないのですが、 > 作者において、誠実と不誠実の区別が付かないので、作品の中では、結果として > カイルのすべての言動に不誠実さが際立ってしまったのではないかと・・・ > 本編で、あの高潔なカイル皇子を描いた方が、一体どうしちゃったんでしょう?? > でも、「暁に立つライオン」などを読んだ時も、同じように思いましたっけ。 > 誰かのお話に「篠原先生はキャラクターを人形のように動かして作品を作る主義らしい」 > というのを聞いた記憶があるのですが、確かにあの作品群を読むとそうかもね、 > なんて思います。 > > 作品が職人芸なんですね。 > 注文に応じてそれっぽい作品をそれなりに書く程度の技量はあるのだが、 > 要するに「魂がこもっていない」訳です。 > いっそのこと、こういう作品群は小説スタイルより漫画の方が、やはり > アラが目立たないように思うんですけど(絵の美しさの方に目が奪われるから) > > >皇妃探しに沢山のご令嬢のもとに通ったけど見つけられなかった > 程度でいいです。 > > そうそう、本当にそのとおり。 > 名前が付けられていたり、会話が出てきたり、キスシーンが出てきたりしちゃうとね〜 > ちょっと具体的過ぎるんですよね。 > > >偶然出会った女性にその資質があるかもパターンだと、ユーリの > 出来損ないのようなヒロインばかりになって、 > 作品の面白みが減少しそうです。 > > ははは、まさしくおっしゃる通り! > テッサはユーリの出来損ない、みたいな感じでしたね。 > > >ユーリだって初めから完璧だったわけではなく、 > >出来損ないのヒロインだってユーリのような環境にいたら可能性はあるかも > >乳母みたいな人とか、カッシュに思いを寄せる侍女とかで十分ではなかったかしら? > > まさに、こういうことって、原作を尊重してパロディを書くときに一番に考えたり、 > 配慮する点ですよね。そういえば、私も文章作法で「カイルの昔の悪行は書かない」 > とか書きましたけど、でも、原作者があんまりそのことを考えてないようでは、 > なんかガックリだわ〜(笑) > > >それと、カイルに思いがあるとしても、自分の身体を代償に > して救いを求めるヒロインはやっぱり魅力に欠けますね。 > > そうそう、侍女が絶体絶命のときも「カイル以外はイヤ」といって、 > 自分の身の安全しか考えていないし、勇気もない・・・ > いえ、実際にはそういう女性の方が圧倒的多数だとは思うんですよ。 > 普段、仲良くしていてもピンチになれば裏切る人の方が普通です。 > (でも、そういう場合でも、自分では裏切ったとは思わないのよね。 > 仕方がなかったのよとかなんとか言って、総括してしまう) > だからこそ、そういうご都合主義の総括をしない、まっすぐに自分の > 弱さ、愚かさを見つめるヒロインに魅力がある訳です。 > > それで、そういうヒロインが描けるかどうかというのは、要するに > 作者が自分の弱さとか愚かさを直視できるかどうかという資質を > 有しているかいないかに関係してくるのではないかと・・・ > 本編を読んだときは、そういう資質を持った漫画家だと思ったんですけどねぇ〜 > 単なる偶然の産物だったのかしら??(脱力) > > でも、これ以上、カイルの女がらみの話が出てこないのであれば、 > ルサファとかミッタンナムワとの出会い譚は読んでみたいですね。 > > ***** > > さてさて、年賀状はもう書き終わりましたか? > 私はさきほどやっと終わったところです。 > それでも27日なのは、結構優秀な方・・・(去年は30日だった) > サイトはいつまで続くか自分でもわかりませんが、まあ、可能な限りは > ほそぼそとでも続けて行こうと思っています。 > 篠原先生にも、本気の作品を書いて欲しいし・・・ > 日記も読者がいれば張り合いがあって続くし・・・ > > コロまゆさんファミリーにとって、来年も素晴らしくハッピーな年でありますように > お祈りしています。どうぞ、よいお年を・・・ >
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