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▼ 「人間像」第115号 前半   引用
  あらや   ..2023/10/10(火) 17:02  No.1009
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〈沼田流人〉関係を一旦止めて、「人間像」作業を再開することにしました。『「血の呻き」の発禁をめぐって』を書くには、やはり大森光章『このはずくの旅路』をアップしてからの方が正解、正確だと思ったからです。それにもしかすると、『このはずく』は、現在「人間像」で進行中の千田三四郎〈乾咲次郎もの〉に絡んでくるのではないか…という予感もちょっとあります。いずれにせよ、慌てて結論を出す愚だけは避けたい。

第115号は、久しぶりの村上英治『あした秋篠寺へ』(原稿用紙218枚!)を筆頭に、丸本明子『蓑虫』、針田和明『幌の女』、神坂純『母を恋うる記』といったラインナップ。針田氏は他に『二百一号室』という作品も発表しています。

一ヶ月前には、たしか、北海道にして30度越えの毎日の中にいたはずなのに… 二三日前、ストーブの試運転をしました。

 
▼ あした秋篠寺へ   引用
  あらや   ..2023/10/25(水) 16:47  No.1010
  本日、村上英治『あした秋篠寺へ』をライブラリーにアップしました。
本文中に写植の打ち間違いがあって意味が通らなくなっていたので、確認のため道立図書館の単行本を取り寄せてもらいました。申し込んだのが先週の水曜日です。その日のうちに連絡がつけば、金曜の相互貸借便に乗って土曜には読める…はずだったんだけど、なんとその本を手にしたのは今週の火曜日でした。
なぜこういうことになるのかというと、この原因は、郵便局の働き方改革によるものらしいですね。木曜以降に出した郵便物は翌週の配達になるみたい。事実、先月、札幌まで郵便物を出すのに「明日はまだ平日(金曜日)だから、今日(木曜日)出せば明日着くだろう」と雨の中を郵便局まで行ったのに、それが届いたのは月曜日だったと後で知らされてひどく驚いたものでした。なんでこんな世の中になったのだろうか。

『あした秋篠寺へ』のチェックを待っている間に、丸本明子『蓑虫』、針田和明『幌の女』、神坂純『母を恋うる記』とどんどんアップは進み、これからラストの大作、針田和明『二百一号室』に取り掛かります。第115号は今月中に完了かな。

 
▼ 「人間像」第115号 後半   引用
  あらや   ..2023/10/31(火) 11:02  No.1011
   浜益国保診療所へ勤務して十一ヶ月たった。住宅のすぐ隣りが診療所のせいか、歩くことが少なくなり、足腰が弱ってきた。二十代の初めには八十キロの大豆の麻袋をかつぐことができたのに、四十四歳の今、十キロの米を持っても重いと思うし、娘の志保を肩車して五十メートルも歩くと息切れしてしまう。志保は二十キロだ。二十キロでふらついているのだから、もう八十キロには到底挑戦できない。
(針田和明「二百一号室」)

ついに針田氏の『病床雑記』が始まったのか…と少しひゃーっとしましたね。

「人間像」第115号(190ページ)作業、完了です。作業時間、「90時間/延べ日数21日間」。収録タイトル数は「2182作品」になりました。裏表紙は第111号以来変わらないので省略。Windows11のわけのわからないバージョンアップに少し苛々した第115号でもありました。冬近し。



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