あんこう椿 ..2006/10/07(土) 07:42 No.72 |
| ◆祈莢さん
相変わらず絵文字が楽しい(笑) ┬┴┬┴┤_・)ノ ←これって、ふすまの向こうから顔を出している図ですよね?
絵の感じからするとレンガの壁ですが、なぜか祈莢さんの場合はふすまに見える・・・(笑) 昨日は中秋の名月でしたが、月は見られましたか? 祈莢さんは和風の女の子なので、名月の煌々とした光の差し込む日本家屋の広縁に、着物姿で座って、おだんごとススキの前で抹茶を飲み、膝の近くでは猫も佇んでいる・・・というようなイメージです(中(あた)らずといえども遠からず、かな? 笑)
私の生息地では、台風の影響か、ものすごい速さで次々と群雲(むらくも)が流れていく合間に見えたんですが、いや、もう、本当に「中秋の名月」とはよく言ったもんだわ!と思うくらい煌々と光が強く冴え渡っておりました。 アナトリア高原の月もきれいでしょうねぇ〜。乾燥しているし、空気が澄んでいるし、しかも古代だったら街明かりも一切ないですからね。想像が膨らみます。
秋の挙式シーズンといえば、今日から3連休なので、大忙しですね。 ところで、供物の魚は、腐っても『生ゴミ』では捨てられないんですね? 例え切り身でも、お墓を作って埋めないと、祟りがあるのかな? 切り身でお墓というのが、なんかおかしい・・・(笑)すいません、笑っちゃって・・・ ・・・ところで、あのお供物の山は、結局最後はどうなるのかしら? 腐らせなければ、皆さんでありがたく頂くのかな?昼食時、鍋にして囲むとか?(笑)
(ゲド戦記) 現在3巻の真ん中を過ぎたあたりで、止まっております。なかなか面白いのですが、やはり、この作家の特徴でしょうかね?王子アレンが師匠のゲドを信じたい気持ちと、信じた自分がバカだった、この人はそんな価値がある男じゃないという疑心暗鬼が、延々と延々と延々と(←強調)続いております。
2巻も、ヒロインがゲドに惹かれているのに、それを自分の中で認めらず破壊的な行動に走ったかと思えば、それを後悔して苦しんだり・・・を何度も何度も何度も(←強調!)繰り返して、2巻ラストの大団円に突き進んでいきますよね? こんなふうに、1人の人間の心の揺れを冗長なまでに読者に追体験させて、作者は『葛藤することの大切さ』を表現しているのかな、なんて思います。単なる話の引き伸ばしという感じはしませんね。
思うに、ある1人の人間をすっかり信じきってしまう状態というのは、非常に楽ですよね?思考停止な訳ですから。それが、敬愛する師匠や恋人だったらなおさらのことです。無条件に崇拝する気持ちというのは、とても心地よい訳です。 以前「イルの微笑み」という作品の中でも書いたことですが、信じつつ疑う、または疑いつつ信じるという状態を保ち続けるのは、けっこう心理的負担がかかって苦しい部分がある訳です。 でも、そのようにして苦しみつつ、なお、相手を信じる気持ちを失わない、という生き方が(つまり思考停止しない生き方が)、人間の人間たるゆえんであり、生きていく上で大事なことなのだ、ということが作者は言いたいのかな?などと思いながら、3巻を読んでおります。
このように思うのは、20代後半の頃、信頼していた医師に手ひどい目に遭わされた経験があるからです。いい先生だといったん思ってしまうと、センサーが麻痺してしまって、それに反する評判が聞こえてきても耳に入らなかったのです(逆に、良い評判しか耳に入ってこない)。私と同様、その医師を信頼していた他の女性は、私よりもっとひどい目に遭いました。 その後、その病院は診療報酬水増しで『保険指定医取消』にされましたから、自分の『人間を見る目』のなさを反省するとともに、信じつつ疑う、または疑いつつ信じるということの大切さを身に沁みて実感したという訳です。 (非常に長くなってしまいましたが、具体的な話を入れた方が、わかりやすいかな、と思って) ゲド戦記1巻2巻部分の実写版DVDは、TUTAYAで借りましたよ。
>ジブリのゲド戦記はゲド戦記である必要があったのかしら??とも思ったりしてます。ジブリの初期作品のようにオリジナルだったほうが、小難しい設定に縛られることなく、生き生きとした作品になったと思うのですが…。名作を使うことで箔をつけたかったのかもしれないですが、ジブリっていう後ろ盾もあるのになんだかな〜と思ったり思わなかったり。お父さんに比べて保守的というか、それほど作品を作ることに情熱がないのかもしれないですね〜。内実はわかりませんが…。
このあたりの分析、面白いでですね〜、なるほど。 映画ではアレン王子は「父親殺し」という罪を背負っている設定になっているらしいですが、原作では、今のところ、そんな気配は全くありませんねぇ〜、ただただ、師匠ゲドに対する敬慕の気持ちと、裏切られた気持ちの交錯だけが続いております。 おっと、早く続きを読まなければ!!
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