| 「女性だから、仕方がないだろう」 「それが悔しいのです」 「悔しがる理由がわからない」 「それは、竜崎さんが、女性になったことがないからです」 「当たり前だろう」 「体力でも、技術でもかなわない。それが悔しいのです」 「不思議だな」 「何が不思議なんですか?」 「どうして、女性であることを利用しないのか、不思議なんだ」 美奈子は、一瞬言葉を失った。 (今野敏「訓練」/「自覚 隠蔽捜査5.5」)
旭川出身の畠山美奈子さん、横田めぐみさんを奪還してほしい。
『隠蔽捜査6/去就』を読んでいる時、部屋のラジオは佐川宜寿元理財局長の国会証人喚問を流していたので、感想。逢坂誠二がさかんに「あなたの人生、これでいいのか?」みたいな泣き落とし戦術を使っていたけど、これ、とんでもない三文小説。佐川氏が感極まって真実(?)の暴露でも始めると夢見ていたのだとしたら相当に甘い人間たちだと思いましたね。
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