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水曜日にはシトシトと一日中降っていた氷雨が当然ながら高い山では雪だったのだろう、明けて快晴の朝、甲斐駒が白くなっていた。富士山も、やっとそれらしくなった。甲斐駒は初冠雪だったという。
開店休業のような状態の木曜山行も、この日は4人もの参加者があり、そのうちの2人は2回目、残りの2人は初めてというのだから、これは再興のきざしかと思いつつも、なにせ主催者側がだらしなくて、もう、かつてのような山行はできなくなっている。
それで、近くて軽い山をと、まだ黄葉が残っていそうな中山を選んだのだったが、地元のふたりはすでに登っていると直前に聞かされた。なら他の山にすればよかったかと思ったものの、こちらがたどるマニア向けのルートを歩いたわけでもあるまいから、ま、いいかとした。
この時季、落葉で道がきれいだし柔らかいのは何よりである。先着のふたりが下ったあとは、誰もいない頂上となって、その後は誰も登ってこなかった。四囲の山は、富士山をのぞいては、頂上にわずかながら雲がかかっていたが、長く過ごすうちには全部取れ、無風快晴の中山からの展望を堪能した。
参加の皆様、お疲れ様でした。
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