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昨今では珍しく3人が手を挙げてくれた木曜山行だった。
真夏と変わらない暑さが続いている。それでは、涼風を求めてまたまた行先は霧ヶ峰か、でもあまりにそればかりでは芸がないと悩んだ。
霧ヶ峰でも立ち入ったことのない場所があるにはあるが、もう自分も含めてそんな苦労しそうなところに行くメンバーでもない。
そこで、伐採で大展望地になって以来、足しげく通う薙鎌神社へ、いつもは、ほぼ高低差のない東側から行くのを、西側の麓から周回してみることにした。昨今、ピークハントのない山歩きが続いているが、西側からなら、薙鎌神社を頂上としてもおかしくない。
まず、強清水から続く下水道の上にある作業道を、かつて上諏訪からのバス終点だった科の木から池のクルミへと続く道に合流するまで下る。そこから登りに転じ、その昔、大勢のスキーヤーがたどった道をたどる。今、年に何人がこの道を歩くだろうか。
下水道の上に造られた道の入口は、よほど注意していないと見つけられないが、入ってしまえば、緑に覆われた広い道が続いている。科の木からの道は諏訪市の清水橋水源地を過ぎてから先は、車の往来は絶えて久しいような道である。
このルートのいいところは、危険な部分が皆無なことと、池のクルミに登りつくまで、一切展望がないところで、突然目の前に展開する霧ヶ峰の大景が新鮮なことである。もっとも、私なんかは、もうあまりに見慣れた風景だから、不感症ではあるが。でも、霧ヶ峰が初めてだという江戸川のSさんにはどのようにこの風景が映っただろうか。
そして、このルート最大の傾斜を登り、やっと頂上に登りついたという感じのする薙鎌神社からは、雲が多かったものの、南側180度にそこそこの展望が得られた。ここで長く休んでいるうちには、やや雲行きが怪しくなってきたが、車に帰りつくまで降られなかったのは幸いだった。
参加の皆様、お疲れ様でした。
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