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ずっと天気予報がよくなかったので、今週は中止だなと思っていたら、早めに回復するように変わってきた。でも、参加者がいないのなら仕方ない。
すると裏のご隠居Iさんから、明日は行きますかと電話がかかってきた。ならば行きましょうと答えて、行先はそれから考えた。
例の、天の河原の防火線がいいかなとも思ったが、あそこは富士が見えてナンボということもあって、天気の好転が遅くなれば面白くない。それと、今年に入ってから、てっぺんのある山歩きをほとんどしていないので、たまには山頂を目指す山歩きをしたい。
そこで思いついたのが、がんこ山だった。亡くなった坂本桂さんから聞いた名前だったと思うのだが、実際はどうなのだろう。藤岡神社の裏山で、笠無に延びる稜線上の突起である。多くの尾根を持つ笠無の中でも、もっとも長くて美しい稜線だと思って、2006年に木曜山行でたどったことがある。
立ち寄ったコンビニに停まっていた車の屋根には雪が積もっていた。野辺山あたりでは雪が降ったのだろう。
ほとんど十年ぶりの藤岡神社で、社の裏側の石仏群に久しぶりにまみえた。さらにその裏側はまだ伐採されてまもない展望地となっていた。昨日は八ヶ岳は雲の中だったが、現れていたらなかなかの絶景ではなかろうか。前景には古風な津金の民家が並んで、絵を描くにはいいところだと思う。
藪がなくどこでも歩けるのが津金の山のいいところ、歩きやすいところをたどっていたら、少々方向を違えもしたが、無事頂上に久闊を叙した。じっとしていたら寒いくらいの気温で、汗もかかずに快適だった。
里に続く林道を下るころには陽も射して暖かくなった。雲の間にお出ましになった赤岳には新雪がついていた。
なんとも気分のいい新緑の山歩き、Iさんお疲れ様でした。
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