|
国民体育大会(通称:国体)は現在国民スポーツ大会(通称:国スポ)と呼ばれていることを2024,04,20付け毎日新聞の「余禄」で初めて知った。昨年暮れ中学時代の恩師だったN先生の米寿を祝う会を湯舟沢温泉(山形県)で行ったのだが、恩師のことをみんなは親しみを込めて“ジャパン”と呼んでいた。
恩師はバレーボールの国体選手として活躍していたことからジャパンと呼ばれていたのだが、その国スポを宮城県の村井知事が「今の形式の廃止も一つの考え方だ」と全国知事会で問題提起をした。今の形式とは『大会は国と日本スポーツ協会、開催が都道府県が共催し、数百億円規模の費用の多くは自治体が負担してきた。施設の整備・維持管理費に加え、運営費のなどの重荷に耐えられない』というのが廃止に至る形式ということらしいのだ。 他にも昔から言われてきたことだが、開催都道府県が優勝したいがために選手の囲い込みや開催地を渡り歩く「渡り鳥」選手の存在を指摘されて来たのは周知の事実である。
その上、国際大会も多くなり、トップアスリートの参加が少なくなってきていて大会の魅力も薄れてきていることも挙げられている。 少子高齢化に加え、人口減少も進むことから、村井知事の提言通り、廃止を含めた見直し論を早急に進められることを期待したい。【20240514(火)】
|
|