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15歳のドイツの若者が学校帰りにアパートの前でゲロを吐き、この若者を介抱した36歳の路面電車車掌と愛人関係になります。ハンナは必ずミヒャエルに対しセックスの前に本を朗読させます。そしてある日突然ハンナは何の予告もなく失踪します。 数年後ミヒャエルはハンナがナチス裁判の被告として裁判に架けられていることを知ります。 ハンナは文盲であることを裁判途中にミヒャエルは気が付くのですが、ハンナは文盲であることを恥じており、そのために転々と職を変えたのです。 ハンナ達が問われている罪は終戦間近西へ女囚(ユダヤ女性達)を移動させる途中夜間逃亡を防ぐため、教会に監禁したのですが、この教会が夜間爆撃に遭い2人を除いて焼け死ぬのです。その際女性看守たちは外から掛けた閂を外せたのにそれをせずほぼ全員を見殺しした罪に問われたのです。 ハンナは自分が文盲であることを告白するより、看守たちの首謀者であるというでっち上げの罪をかぶることを選択します。こうしてハンナは無期懲役の罪に服するのですが、ミヒャエルはハンナに朗読テープを送り続けます。 ハンナは文盲であることから脱出しようとしてテープと本を比較しながら文字を覚えミヒャエルに手紙を書きます。しかしミヒャエルは返事を書くことなく朗読テープだけを置きり続けます。 そして20年後ハンナは釈放されますが、その前日に独房の中で首をくくって自裁するという物語です。
..2020/07/05(日) 02:35 No.16195
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