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残暑が厳しい今日此の頃ですね。暦の上では、既に秋になっているはずですが。今年も間もなく、関東大震災のあった9月1日が近づきつつあります。中国人殉難者の慰霊の為にも歌わるようですが、関東大震災の発生(1923年)から90年以上経過したとはいえ、今日の我々も考えさせられるものがあるのではないでしょうか。例えば、(差別等の問題とは直接には無関係かもしれませんが)熊本震災の時には、動物園からライオンが逃げ出した、とのデマがインターネットで流されたと聞きます。インターネットは便利ですが、誹謗中傷やデマの流布の道具にも容易に転化しがちですね。以上のようなインターネットがある種の差別者に利用されると、災害時等に、忽ち差別的意図、例えば外国人が混乱に乗じて犯罪に走っている等のデマが(関東大震災時のように)流布されるかもしれません。そういった立場から、私は、関東大震災を再考してみたいです。私の専攻は中国近現代政治史ですが、日本が戦前、ファシズムに走るか、民主化し得るかの分岐点として、大正時代を中心とした日本近代史の論文も発表していますので、そうした立場からも色々、勉強させていただけると幸いです。本日は、突然に長々と失礼致しました。「京成線」を聞きつつ、書き込みをさせていただきました。本日は、これにて失礼致します。
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