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▼ コロまゆさんへ   [RES]
  あんこう椿   ..2009/08/17(月) 11:31  No.207
 
 
◆ コロまゆさん

 お嬢さん、もう高校3年生なんですね。
 それでは受験で大変なんでしょうか?頑張ってくださいね。

 ウチは来年中学受験ですが田舎だし中高一貫の公立高校なので、
大都会に比べれば…という感じですが、さてどうなるか…
 最近、塾の実力テストの結果を見て我が子の全国レベルの実情を知り
「やっぱりこんなもんなのね」と現実の厳しさに感じ入っております(笑)
 まあ、娘には「まだ先は長いんだから気楽にね」と言ってますが。

 宇治の源氏講座は、源氏と葵でしたか!
 葵といえば、やはりで源氏の無理やり(//////)と六条御息所の生霊の
部分で物語前半のクライマックスですねぇ〜
 期待する気持ち、わかります。
 でも、普通の古典の講義&老人会だったのですか…う〜ん
 お年寄りほど艶めいたお話の方が楽しいのではないかと思うんですけど
(今日の日記も参照してみてね。ふふ♪)
 きっと、講師が堅物だったのね。
 瀬戸内寂聴の源氏講義は、かなりスゴイらしいですけどね。
(下ネタも満載とか)

>当時は一夫多妻制と言うよりは一夫一妻多妾制だと頻りに主張

 そうそう、私も「一夫一妻多妾制」という言葉を知ったのは、
源氏物語の研究者の本からでしたから、もしかしたら同じ先生なのかも。
 女性の地位が比較的高い社会では「一夫一妻多妾制」になるんでしょうね。
 古代ヒッタイトも同じ。
 比較してオスマン・トルコとかでは、どんな奴隷女が産んでも全部平等に王子様。
確かサウジアラビア王国も初期の頃は(18世紀)そんな感じだったとか…
 母親の身分で息子に差はつかなかったようです。

 瀬戸内寂聴の本は何冊か読みましたが、私もなんとなく違和感がありますね。
 おっしゃるように「仏教に身を置く作者の見解」のせいかも…
 出家する前の瀬戸内晴美時代の作品(「美は乱調にあり」とか「かの子繚乱」とか)
を読んでも、やっぱり違和感ありですね。
 なんとなく寂聴ってもともと女性的というよりは、男性的な気質の大きい人
なんじゃないかなという気がします。

 源氏翻訳本では、誰のが良いのでしょう?
 田辺聖子は読みやすいと思いますが親しみやす過ぎるかも…
 円地文子は格調高いですが意訳が多いらしいですね。
 谷崎と与謝野は古すぎて文章が難しい気がして(よって読んだことがない)

 「男が女を盗む話」の本は、まだ完全には読み終わっていないまま放置していますが、
確か「結局、略奪された女は不幸な身の上で終わる」というような見解だったような…

 そこで考えるとなにか不思議な感じもしますね。
 略奪されて実家とは疎遠な紫の上は「一の人」と賛美されたものの、女三宮に正妻の座を
奪われて、出家もおもうままにならず、失意のうちに寿命を縮めますが、宇治十条では
同じように匂宮に略奪された浮舟は薫君を拒絶し自ら強硬に出家することでかえって
心の平安を得たりしています。

 トワイライトですが、第2作は私の家の近くの映画館では
上映しないことが判明しました。
 そのころは、まだ遠出できる状況ではないので、
第2作もDVD販売まで待たないといけません(ショック〜)

 チェーザレの今度の新刊は5巻だったかしら?情報、ありがとうございます。
 さっそく買いに行って貰いますね。

 長い入院中は、けっこう鬱々とした気分で過ごしておりましたので、
自宅に帰ってネットでもおしゃべりする相手がいると楽しいものです。
 人間って、他人と交流することが大事なのね、って改めて思ったりしています。
 今度健康になったら孤高の人を気取らず、もっと周囲に愛想よくしようかなと思っています。
 だから、BBS書き込みは嬉しいのですよ。どうもありがとう。




▼ 有り難うございます   [RES]
  コロまゆ   ..2009/08/15(土) 23:49  No.206
 
 
こんばんはコロまゆです。

あんこう椿さん返信どうも有り難うございます。
どうぞお気になさらずあんこう椿さんのペースで
なさって下さいね。

病院での診察結果も問題ないご様子で本当に良かったです。
順調に回復されることを心より願っております。

半分くらいカキコしたところで突然シャットダウンしてしまい
吹っ飛んでしまいました(悲)もう一回頑張るぞ!


あさきゆめみしですが、高三の娘の塾の講師が、夏休みに
熟読するようにとおっしゃるくらいなので、古典の教材
としても十分な物なのでしょう!!

そうそう、宇治での講座も受講しましたよ。これは私が期待して
いた内容とは違いましたわ。光源氏の恋(今回は源氏と葵)
という題材なので艶めかしいお話が聴けると思っていたら、
普通に古典の講義でした。
まず講義室に入った瞬間、ここはご老人の会合?と思うくらい
参加年齢が高かったです(笑)私と同年代は一人もいません
でしたね。

源氏のモデルになった実在の人物を用いて王朝時代の妻と妾に
ついて説明され、当時は一夫多妻制と言うよりは、
一夫一妻多妾制だと頻りに主張されていました。本妻だけは
別格で、一番愛されたと言われても紫の上は妾の立場だと。
これってヒッタイトと酷似なんて思いながら聞いてましたよ♪

あとは通い婚だとか、源氏物語は六国史以後のかな歴史書に相当するものだとか、紫式部日記と古典の日についてが主な内容でした。
またこの時に売店で瀬戸内寂聴が書かれた「源氏物語の女君たち」
と「源氏物語の男君たち」を購入しました。瀬戸内寂聴のおっしゃる通りなんですが、男君たちが残念すぎ(本の内容ではなく男の人がね)。仏教に身を置く作者の見解が強く出ていると思います。
文庫本も購入検討中ですが、誰の訳が良いのだろう、男性と女性では視点が違いそうで迷っています。

>「男が女を盗む話」 〜〜紫の上は幸せだったのか?〜〜
>略奪婚
随分前の話題になりますが、ここのあたりはまたじっくり
お話したいです。
略奪婚、婚までいかなくても、源氏物語は略奪多すぎ!!
当時の女性は受け入れずにはいられない環境ですが、
紫の上の最後の方の台詞から、また尼になる女性の多さから、
心底幸せを感じていた女性はいないような・・・

トワイライト益々気になっています。DVDが出るころから
攻めてみようかな〜。

チェーザレも8月21日予定されてますので、病状に差し障りが
なければ読んで下さいね。

短くと思っていたのに上手く纏められずすみません。
久しぶりのあんこう椿さんのご登場に調子に乗って書いて
しまいました(m_m)
繰り返しますがどうぞレスはお気になさらないように。
このカキコもさらっと流してくださいね。




▼ 小鉄さん、みるさんへ   [RES]
  あんこう椿   ..2009/08/14(金) 10:27  No.205
 
 
◆小鉄さん

 おひさしぶりですね。お元気そうで何より。
 ご心配おかけしてすみませんでした。
 文字色、直しておきましたよ。
 トワイライト、アメリカではすごい人気なんでしょう?
 確か、作者のステファニー・メイヤーは、フォーブスの「今年のセレブ100人」の中で26位にランクインしていました。
 トワイライトシリーズで50億円も稼いだようですよ。

◆みるさん

 日記の返信欄でもBBSでも、どちらでもお好きな方に書いてくださって結構ですよ。
 BBSは開店休業状態なのでもう撤去した方がいいかなと思い続けて幾数年(笑)・・だけど、せっかく皆様に書いて頂いた過去ログがあるので、そのまま設置しているのです。
 日記の返信欄の方が書きやすければそちらに思う存分書いてくださってもOKです。

 トワイライト、映画も原作もどちらもご覧になったようですね。
 それは、嬉しい♪
 トワイライト第2作「ニュー・ムーン」が11月28日に封切りされるでしょう?
 そのころには元気になっている予定なので、絶対に見に行く予定です。
 我が家のワイド画面ではないテレビでDVDを見ると画面が切れてしまうので(切れてないエドワードの顔がみたい)

 >憂いの美青年と雨に煙る町に浸って・・・

 ふふ、楽しみです♪



▼ ほっと一安心。   [RES]
  小鉄   ..2009/08/14(金) 08:18  No.203
 
 
お久しぶりです。

今までになく長い間日記の更新が途絶えていましたので
何かあったのではないかと心配しておりました。
お声が聞けて一安心いたしました。

皆さんに習って日記の返信欄を利用としたのですが、
こちらからの環境では使えないようなのでこちらにお邪魔しました。

トワイライトのことなど語りたいことは盛りだくさんなのですが、
みなさんのようにうまくまとめる自信もなく、
お体に触っては申し訳ないのでまたいつか機会がありましたら
お付き合いくださいね。

それでは、レスはお気遣いなく。
ゆっくり休んでくださいね。


 
▼ Re:ほっと一安心。  
  小鉄   ..2009/08/14(金) 08:23  No.204
 
 
申し訳ありません。
Fontカラーをセットするのを忘れてしまい、
字が見えなくなってしまいました。

どうして直すかもわからず、、、、

お手数ですが、反転させて読んでいただけますか?
うう、、、、すみません(泣)


▼ 無題   [RES]
  みるです   ..2009/08/12(水) 00:07  No.202
 
 
◆あんこう椿さん


わわわ、返信ありがとうございました!
日記をBBSにしてしまいそうなので、こちらに移ってまいりました。(でも、手短に〜)

4ヶ月の入院とは…(>_<)
いや、でも、本当にお声が聞けてよかったです。
変わらぬ「あんこう節」(?)に安心しました。

>トワイライト、映画をご覧になったのかな? 原作は13巻まで読みました?

どちらを先にするか悩んだ末、
映画 → 原作の映画化されたところまで → 再び映画 → 原作の続き全部
という順で、みっちりとコンプリートしました(笑)
あ、メイキング本まであるなら、コンプリートではありませんね。

映画を先にしたのは、「原作から入って映画を見たら、イメージが違ってガックリ」という危険を避けるため。あんこう椿さんが激賞しているのに、失敗したらもったいないですから(笑)。
なので、原作先行のあんこう椿さんが映画をどう思うかドキドキしていたのですが、
原作ファンの方にも評判がいいということなら、安心してDVDを待てますね♪
憂いの美青年と雨に煙る町に浸ってください(ムフフ)。

それでは、オフラインの家族水いらずの生活をゆっくりお過ごしくださいね。
PC封印!(健康祈願のまじない 笑)



▼ 源氏3代   [RES]
  あんこう椿   ..2009/01/12(月) 21:51  No.201
 
 
◆コロまゆさんへ

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
こちらこそ、今年もよろしくお願いいたします。

パロディ、山場を前にして今は中断しております(笑)
でも、1月中にはどうにか書き上げようと思います。
来週の週末と再来週の週末はどこにも出掛ける予定もないし。
早くラストまで書き上げないと気持ちが落ち着かなくて(笑)

>1月16日(番組表では15日)深夜0時45分からフジテレビで源氏物語のアニメが連載されるみたいです。

情報、ありがとうございます。
フジテレビの動画、見ました。すごく短いので3回くらいリプレイして見入ってしまいました。
2人の男は源氏と頭の中将でしょうか?
肩から着物を滑らせて肌をあらわにする女人は藤壺の女御(後の中宮)?
その後の、源氏と思われる男のびんの毛のほつれ・・・
う〜ん、悩ましい(笑)

アニメにしては絵がかなり良いので(イメージが全く崩れない)見たいのですが、深夜なのでどうかな〜
録画という方法もありますが・・・

そういえば、まだざざっとしか読んでいないのですが、最近でた新書で

「男が女を盗む話」 〜〜紫の上は幸せだったのか?〜〜
          立石和弘著 中公新書 840円

というのがあるのですが、これがなかなか面白いのです。

 この本の97ページ以下に源氏が紫の上を略奪するシーンについて、年代ごとの解説があります。

@ 1951年映画

 長谷川一夫演じる源氏が、音羽信子演じる紫の上を文字通り略奪する。
 音羽信子は嫌がって泣き叫んでいる(写真付き)←大笑いできます(笑)
 尼君は孫娘の名を叫び続けて、やがて崩れ落ちる。

A 1961年映画

 市川雷蔵演じる源氏が、若紫に「共にまいろう」と言って、若紫も素直にうなずく。嘆くのは尼君だけ。

B 1987年映画(アニメ)

 源氏が「私と一緒にまいらぬか?」と聞き、若紫も「紫、お兄様のこと大好き!」と答える。尼君は出てこない。

 さて、フジテレビ版ではどうなるのでしょう?
 ものすごく興味があります。

 ついでに書くと、@の源氏はどうも天河でいうラムセスのような男であるのに対し、Aの源氏はラムセス+カイルの混合型、Bはどうやらカイルのようなカイルでないような・・・う〜ん(笑)
 コミックス12巻のカイルは@で、14巻のカイルはBのような・・・ああ、私、何が言いたいのか(笑)

 いずれにせよ、源氏はいろいろな点で楽しめますね。
 蛇足ですが、この新書によれば、王家と天河の主要テーマ「略奪婚」は平安時代からの定番だったのね、ということがよくわかります。
 それで、略奪の結果は大抵不幸で終わる・・・しかし、紫の上は幸せだったのか否かは、非常に難しいですね。
 ユーリちゃんは略奪されなくて、本当に良かったわ!!

 ちなみにチンギス・ハーンのお母さんのホエルンも略奪されて、チンギス・ハーンを産んでいます(その後5人も続けて産む)。
 チンギス・ハーンの正妻ボルテも略奪されてしまう・・・チンギス・ハーンは奪い返しますが。
 昔は略奪だらけだったのね。



▼ 新春   [RES]
  コロまゆ   ..2009/01/05(月) 20:05  No.200
 
 
明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。

楽しいお休みが終わり、本日からお仕事開始の方が
多いことでしょう。

あんこう椿さん、パロをお書きになっているのですね。
外伝は読後感がイマイチだったのでとても楽しみにしております。
ご無理はなさらずにゆっくり仕上げて下さいね。

年末の書き込みで源氏のことを書きましたよね。
1月16日(番組表では15日)深夜0時45分からフジテレビで源氏物語のアニメが連載されるみたいです。(放送時間は地方のテレビ局はずれがあるようです)
フジテレビのホームページでちょっとだけ動画が見られます。

大和和紀さんの「あさきゆめみし」とは違うようですが、きれいな画像ですし、ちょっと期待しています。
興味がある方はぜひご覧になって下さい。


簡単ですが、新年のご挨拶とちょこっとお知らせにて失礼致します。



▼ コロまゆさんへ   [RES]
  あんこう椿   ..2008/12/27(土) 19:00  No.196
 
 
こんばんは。
昨日、今日と、寒波のせいでものすごく冷え込みますね。
年末のお忙しい中、ご挨拶の書き込みありがとうございました。
今年もいつものようにご主人のご実家にお出掛けになるのかしら??
このレスが間に合うと良いのですけど。

天河外伝の話。
>女性遍歴はいらないですよね。
>とってつけたようにヒロインを仕立ててカイルと絡ませなくても、
カッシュやその他の従者たちとのエピソードや、ナキアとの攻防
を書いてくれればいいのにな〜。

本当にそのとおり。
ご自分の作品の良さをご自分で理解していないのかしら??
というより、もうご自分の作品を忘れている??とか・・・
編集者から頼まれた「やっつけ仕事」だからなのかも知れませんが、
あまり考えず、ストーリーも練らず、ささっと書いた浅い作品という
感じがしますね。

それでも、前作のようにカイルの不誠実さが浮き彫りにされていなかった
ので、出来は良かったと思っているのです。
テッサに対する気持ちも興味本位の域を出てないし。
(それでも、イヤですけどね。
 テッサの性格ががユーリと重なる部分が大きかったので)

前作では、作者はカイルの不誠実さを書こうとした訳ではないのですが、
作者において、誠実と不誠実の区別が付かないので、作品の中では、結果として
カイルのすべての言動に不誠実さが際立ってしまったのではないかと・・・
本編で、あの高潔なカイル皇子を描いた方が、一体どうしちゃったんでしょう??
でも、「暁に立つライオン」などを読んだ時も、同じように思いましたっけ。
誰かのお話に「篠原先生はキャラクターを人形のように動かして作品を作る主義らしい」
というのを聞いた記憶があるのですが、確かにあの作品群を読むとそうかもね、
なんて思います。

作品が職人芸なんですね。
注文に応じてそれっぽい作品をそれなりに書く程度の技量はあるのだが、
要するに「魂がこもっていない」訳です。
いっそのこと、こういう作品群は小説スタイルより漫画の方が、やはり
アラが目立たないように思うんですけど(絵の美しさの方に目が奪われるから)

>皇妃探しに沢山のご令嬢のもとに通ったけど見つけられなかった
程度でいいです。

そうそう、本当にそのとおり。
名前が付けられていたり、会話が出てきたり、キスシーンが出てきたりしちゃうとね〜
ちょっと具体的過ぎるんですよね。

>偶然出会った女性にその資質があるかもパターンだと、ユーリの
出来損ないのようなヒロインばかりになって、
作品の面白みが減少しそうです。

ははは、まさしくおっしゃる通り!
テッサはユーリの出来損ない、みたいな感じでしたね。

>ユーリだって初めから完璧だったわけではなく、
>出来損ないのヒロインだってユーリのような環境にいたら可能性はあるかも
>乳母みたいな人とか、カッシュに思いを寄せる侍女とかで十分ではなかったかしら?

まさに、こういうことって、原作を尊重してパロディを書くときに一番に考えたり、
配慮する点ですよね。そういえば、私も文章作法で「カイルの昔の悪行は書かない」
とか書きましたけど、でも、原作者があんまりそのことを考えてないようでは、
なんかガックリだわ〜(笑)

>それと、カイルに思いがあるとしても、自分の身体を代償に
して救いを求めるヒロインはやっぱり魅力に欠けますね。

そうそう、侍女が絶体絶命のときも「カイル以外はイヤ」といって、
自分の身の安全しか考えていないし、勇気もない・・・
いえ、実際にはそういう女性の方が圧倒的多数だとは思うんですよ。
普段、仲良くしていてもピンチになれば裏切る人の方が普通です。
(でも、そういう場合でも、自分では裏切ったとは思わないのよね。
 仕方がなかったのよとかなんとか言って、総括してしまう)
だからこそ、そういうご都合主義の総括をしない、まっすぐに自分の
弱さ、愚かさを見つめるヒロインに魅力がある訳です。

それで、そういうヒロインが描けるかどうかというのは、要するに
作者が自分の弱さとか愚かさを直視できるかどうかという資質を
有しているかいないかに関係してくるのではないかと・・・
本編を読んだときは、そういう資質を持った漫画家だと思ったんですけどねぇ〜
単なる偶然の産物だったのかしら??(脱力)

でも、これ以上、カイルの女がらみの話が出てこないのであれば、
ルサファとかミッタンナムワとの出会い譚は読んでみたいですね。

*****

さてさて、年賀状はもう書き終わりましたか?
私はさきほどやっと終わったところです。
それでも27日なのは、結構優秀な方・・・(去年は30日だった)
サイトはいつまで続くか自分でもわかりませんが、まあ、可能な限りは
ほそぼそとでも続けて行こうと思っています。
篠原先生にも、本気の作品を書いて欲しいし・・・
日記も読者がいれば張り合いがあって続くし・・・

コロまゆさんファミリーにとって、来年も素晴らしくハッピーな年でありますように
お祈りしています。どうぞ、よいお年を・・・


 
▼ もうちょっとだけ  
  コロまゆ   ..2008/12/27(土) 22:45  No.197
 
 
こんばんは。

帰省が主人の仕事の都合で30日になったのでちょこっとだけ
お邪魔します。

あんこう椿さんレスはお気になさらないで下さいね。

>ご自分の作品の良さをご自分で理解していないのかしら??

本当にそうですよね。

天河でユーリの純潔にあれ程拘った作者が、どうして外伝では
女性の身体を道具のように扱うのでしょう?

当時のヒッタイトで何持たない女性が差し出せるものが身体だけ
だとしても、ヒロインに適応するのはよろしくないですよ。
またカイルがシーラのように扱うのもだめですよね。

そして私が一番ひかかったのは、カッシュを処刑から救うために
オルグに身体を求められ、あれだけ嫌悪したテッサが、
その日の夜に自分を自由にしていいから自分たちを助けて
欲しいとカイルに身体を差し出すのはあまりにちょっと・・・

相手がいくらカイルとはいえヒロインとしてお粗末過ぎませんか?

「オルグは私を欲しいといったし、わたしには他にできるお礼はないから・・・」
これって好きな相手に対してに酷い考えなのでは。

テッサは行為を寄せている相手と嫌悪している相手を同等の価値観
(女性に対して)の持ち主にしてしまっているのです。


>そういうご都合主義の総括をしない、まっすぐに自分の
>弱さ、愚かさを見つめるヒロインに魅力がある訳です。

侍女を犠牲にするシーンもすべてひっくるめて、あんこう椿
さんがおっしゃるようなヒロインは外伝には登場しにくい
と思われるので、男性メインの友情や信頼、忠誠心などの話を
期待しておきます。



 
▼ 私を自由にしていいから  
  あんこう椿   ..2008/12/28(日) 21:23  No.199
 
 
コロまゆさん、こんばんは。
帰省は30日ですか。嫁は気を使いますね(笑)
とはいっても、コロまゆさんはものすご〜く可愛がられている
お嫁さんだと思いますが。

またまた、天河外伝の話。

「私を自由にしていいから・・・」の部分ですよね。
カッシュの腕が落とされるところをカイルに助けられて、
馬車を用意するからこの土地から逃げるように勧められたのに、
「この村の人達全員が幸福に暮らして欲しいから」と言って
それを断り、そのかわりに代官をどうにかして欲しい、
引き換えに「私を自由にしていいから・・・」みたいな
文脈でしたね。

おっしゃるとおり、お粗末〜
でも、2級(B級)のヒロインなのでこうなのかもね(笑)

>これって好きな相手に対してに酷い考えなのでは。
>テッサは行為を寄せている相手と嫌悪している相手を同等の価値観
(女性に対して)の持ち主にしてしまっているのです。

そうですよね。
純粋な正義感からではなく、なにか報酬がなければ手助けはしない、
みたいな人間だとカイルを思っているってことですよね。
それで、それは、自分がそういう人間だから、そう思う訳です。

極端に育ちのいい人って、何の反対給付がなくても、他人が自分の
ために尽くしてくれることもあると信じているようなところがあって、
「ありがとう」と感謝はするが、「何か、すぐにお礼をしなければ!」
なんてあくせく思ったりはしない感じがしません?
例えば、テリピヌ殿下なんか、そんなイメージです(テリピヌLOVEなので)

ついでに言えば、お礼=女体というのはやっぱり貧困層の発想かも。
(いや別に貧困層が悪いと思っている訳ではないのですが、
 やっぱりお金に困っている人達は世知辛いからねぇ〜)

例えば、皇太子の妹の黒田清子さんなんか、独身時代、もし仮に大ピンチに
遭遇して、それを見知らぬ若い男に助けられたとしても、
「ありがとうございます。なんとお礼を申し上げてよいか・・・
 きっと私の両親も、事情を知れば、あなたに直接お会いしてお礼を申し上げたい
 と申すと思います。ぜひ、今度の土曜日、私の家までお越しください。
 私の運転手がお宅まで車でお迎えに参ります。」
とかなんとか言って身分は明かさず、当日行ってみれば内親王だった、
両親は天皇陛下夫妻・・・みたいな展開になるのではないかと・・・

天河の世界でも、例えばギュゼル姫は、こんな感じがします。

それと「私を自由にしていいから・・・」というのは、カイルに助けて貰うための
代償という意味合いの他に実は「カイルが好きだから抱いて欲しい」という
テッサの健やかな性欲というか欲望のような気もしますね。
というより、もしかしたらこっちの方が強いかも???(笑)

助ける報酬というのにかこつけて、実はもっと親密になりたい、
こんな素敵な男性に抱かれてみたい、みたいな感じ・・・
心理描写からしても、カイルの「ご縁があれば続きを・・・」の「続き」を
やたら期待しているみたいな印象が強かったのですが・・・
だから、なんとなく侍女の命より「続きを期待」の方が重要なのね、
なんていう感じがして、あまり魅力を感じられなかったのでした。

*****

それにしても、コロまゆさんも同じような感想をお持ちと聞いて、
なんとなくホッとしました。
私の感性だけが特殊っていう訳じゃないのね、っていう感じで(笑)
久々に外伝の感想がお話できて、とても楽しかったです。
どうもありがとう。


▼ ご挨拶   [RES]
  コロまゆ   ..2008/12/26(金) 20:15  No.195
 
 
こんばんは。
冷え込みが厳しくなりましたが、皆様お元気に
お過ごしでしょうか?

あんこう椿さん、ひょっこり顔をだしたにも関わらず
丁寧なレスをして頂き本当に有り難うございました。
次回また間があいてしまうかも知れませんが、
サイトが存続してる限りは陰ながら応援してます。

それではお健やかに佳き新年をお迎え下さいませ。


************************
天河外伝
あんこう椿さんの感想を読ませて頂きました。
>外伝は女抜きの話にした方が
>女絡みの話はやはり避けて欲しい

全くその通りだと思います。あんこう椿さんが読まれて
いなかったので、補足でもずばっと書けませんでしたが、
女性遍歴はいらないですよね。
とってつけたようにヒロインを仕立ててカイルと絡ませなくても、
カッシュやその他の従者たちとのエピソードや、ナキアとの攻防
を書いてくれればいいのにな〜。

皇妃探しに沢山のご令嬢のもとに通ったけど見つけられなかった
程度でいいです。
偶然出会った女性にその資質があるかもパターンだと、ユーリの
出来損ないのようなヒロインばかりになって、
作品の面白みが減少しそうです。

またあんこう椿さんがおっしゃっていたようにユーリが特別という
印象が薄れますよね。
ユーリだって初めから完璧だったわけではなく、
決定的にダメダメなことはなくても、
ティトを巻き添えにして死なせてしまっています。

自分が狙われてることがわかっていても自制出来てないわけです。
その後深く悲しみ後悔し成長していきますが、
これもカイルやイルバーニそのほかの大人に導かれてのことですから、出来損ないのヒロインだってユーリのような環境にいたら
可能性はあるかもなんて気がしますしね。

今回カッシュたちの状況を改善し救って欲しいとカイルに
懇願する女性役が必要なら、乳母みたいな人とか、
カッシュに思いを寄せる侍女とかで十分ではなかったかしら?

それと、カイルに思いがあるとしても、自分の身体を代償に
して救いを求めるヒロインはやっぱり魅力に欠けますね。





▼ おひさしぶり〜〜♪♪   [RES]
  あんこう椿   ..2008/12/17(水) 06:30  No.192
 
 
◆ コロまゆさん、おはようございます。

お嬢さんが2人とも無事希望校に入れて良かったですね。
文面から察するに中高一貫校??かなと思いますが・・・
そうだとすると高校受験がないので、少しのんびりできますね。
ウチもさくらが公立の中高一貫校に入れば少し楽かなと思いつつ、
田舎なので車で送迎が必要なので逆に大変かと思ったり・・・

和太鼓をはじめられたのですね。
和太鼓って、鼓(つづみ)ではなくて、あの大きな太鼓のことかしら??
だとしたら、おっしゃるように体力付きそうですね。
コロまゆさんの繊細な体つきからすると、なんとなく
綺麗な着物を着て鼓を打っているようなイメージが先行したのですが、
もしかして鉢巻にハッピのようなものを着るのかしら??

素敵な先生とも出会えたようで、何よりの励みですね。
ぜひ、楽しんでください。

天河外伝3冊目の話。
う〜ん、やはりそうでしたか・・・(脱力)
実は、昨日クリスマスプレゼントの注文のついでに
アマゾンで注文したので、近々届くことになっているのですが。
確か、表紙が「運命に翻弄される女性の姿」を象徴しているか
のようなイラストでしたねぇ〜(色は赤系)

>(女性遍歴)
>そこにちらほらと色々感情が含まれる場合は、あまり身近な女性
(ずっと心に残りそうな)が対象として描かれていると、どうしても
漫画とズレを感じて、1冊目のシーラとは違い不誠実ではなくても
控えめにと希望してしまいます。

なるほど、核心部分ですね。
私も読むときは心して斜め読みします(笑)

ところで、最近、本屋で「宮台真二」(←漢字うろ覚え)という東大出の
評論家が10代の青少年向けに書いた本をパラパラと読みました。
この宮台真二、三浦展がベストセラー「下流社会」の中で

「男版上野千鶴子のように、青少年にもっと女(男)遊びせよ、
悪い経験も積めと言っていたくせに、自分は20歳そこそこのクリスチャンの
清純な乙女と出会って電撃的な恋に落ち、すぐに結婚してしまった。
言っていることとやっていることが違うんじゃないのか」
という趣旨で批判されていた人で、ご自身の著書でも100人切りを
告白(というか自負)されていました。

ちょっと、我々女性には理解しにくい心理ですが、女性遍歴をする男性側の
心の内側がどんなものか、という点では興味がありますので、ちょっと
買って読んでみようかな、と思ったりしています。
ざざっと流し読みをした限りでは、サン・テグジュペリの「城砦」に出てくる
主人公の王の叙述と同じでしたが(つまり、私も「風の祝福」で書いている
んですけど、要するに関係する女の数が多くなればなるほど、女は自分にとって
家畜と同じ存在になり、小さくれき断されてしまう、というようなことです。
だから、数ではなくて、本当は深さが大切なんだと。)

しかし、古代ヒッタイトと違う現代、宮台真二、エイズは大丈夫かしら??(笑)

コロまゆさんからの情報を入手したので、
天河外伝3巻と一緒にチェーザレの5巻、6巻も注文しました。
大奥はちょっと迷うんですよねぇ〜、結構過酷な部分があるので。
楽しい巻でしたか?(笑)
チェーザレは楽しみです。
ラストは破滅とはわかっているのですが、さぞかし美しい破滅の仕方
なのではないかと・・・

今年は「源氏物語の1000年記」らしくて、源氏物語の催しを
あちこちでやっているらしいですね。
少し前ですが、日本の作家たちが源氏物語のパロディを執筆して
「文学界」みたいな雑誌で発表していましたが・・・
しかし、それにも「紫の上が娼婦になっていて、源氏に身請けされる」
みたいなものがあり、「な〜んだ、プロの作家でも発想貧困!!
紫式部の著作者人格権の侵害じゃん!!」なんて鼻白んだりしていました(笑)

連続講座「光源氏の恋」の残り2回、受講しましたか?
やはり都会はいいですねぇ〜
美術展にしろ、コンサートにしろ、教養を積む機会がたくさんあるではないですか。
田舎に住んでいると本を読むくらいしかないの〜
しかし、嘆いていないでどんどん行動を起こさないといけないですね。

お久しぶりの書き込みで嬉しかったですよ。
何よりもコロまゆさんがお元気そうなので、嬉しかったです。
今年も残りわずか、主婦には特に忙しい年の瀬ですけど、お体に気をつけて
頑張ってくださいね。


 
▼ 外伝  
  コロまゆ   ..2008/12/17(水) 12:34  No.193
 
 
こんにちは

あんこう椿さんお忙しい最中にレスをして下さり有り難う
ございます。
天河外伝についてちょっと表現がまずかったというか、
おかしかったかなと思いカキコにきました。
(天河外伝を読まれていると思っていたので)

小説の中には実際そういう場面はないし、そういう関係
になったという表現もありません。
ただ対象をその女性にしたのがなんか違うかな?と。
漫画の皇妃候補、浮き名を流した相手はみんな身分のある
どこかのご令嬢でしたよね。
う〜ん、10代の潔癖な娘っこのような見方になりそうだけど、
皇妃候補と運命的な出会いはユーリだけにとっておいて
ほしいのかな〜。
自分の言いたいことが上手く書けませんわ。すみません。

あと「光源氏の恋」の講座は1月と2月に残っているのですが、
和太鼓と重なっているのです。(和太鼓は大きな太鼓です)
事前申し込みなので思い立ったようには行けないですしね。
悩みどころです。

それではちらっと失礼致しました。
あんこう椿さん、お嬢さんのことやお仕事、新春の準備と
とてもお忙しいことと思います。
レスは気になさらずに読み流して下さいね。


 
▼ 外伝の謎  
  あんこう椿   ..2008/12/17(水) 20:27  No.194
 
 
◆コロまゆさんへ

 ううむ、なんだか謎が深まってしまいました(笑)
 カイルの新たな女性遍歴が出てくる訳ではないが、それでも違和感あり、ということなのかな? 
 まあ、読んでみます〜








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